人には独自のスピードがある

人というのはそれぞれ奇妙な成長の速度がある。

学生時代からずば抜けて成長するする人、社会人になってから成長する人、結婚をして成長する人、子供ができて成長する人、、、

 

人それぞれ成長のタイミングは独自である。  

 

 

コーチングをやってみてもそれは伝わる。  

 

そしてコーチングで学んだ事、それは

コーチ・カウンセラー・セラピストなどはクライアントさんの成長速度の邪魔をする  

 

 

邪魔と言ってもそんなに悪い意味ではないのだが、どうしても我々はクライアントさんとは違う視点が観えている。

 

苫米地理論では抽象度と言うが抽象度の高い所から目の前にいるクライアントさんを観てしまう。

すると最短距離で生きてほしくなる、最短距離で成長してほしくなる。

 

そうするとこちら側の方法論が最善策かのように、そのクライアントさんにとって1番良い方法に思えてしまう。  

 

 

するとどうなるか?

 

 

当たり前のようにホメオスタシスによって急下降してしまう。

なまじっか抽象度が高い視点を持っているせいで高い所まで連れて行ってしまう、そしてそこからクライアントさんは奈落の底に落ちる。

 

この状態をバーンアウトと言う(違う意味合いもありますが)。  

 

 

ホメオスタシスと言うものは人間に備わった機能であるからして厄介極まりないのである。

 

ホメオスタシスはそれほど我々人間にとって役立ちもするが自己実現・目標達成の時には邪魔者になる。

よくライバルは自分などと表現するが実際のところライバルはホメオスタシスなのである。

ホメオスタシスは昨日の自分に戻そうとする力、以前の自分に戻そうとする力、そういった生態機能。

 

何か新しい事をやろうとすると足が竦む、または3日坊主、そう言ったものは全てホメオスタシスによるもの。

 

 

つまり脳は昨日まで生きてこれたやり方を変えて新しいやり方をされると危険なのではないか?と判断し上手に元に戻してくれる。

 

因みに上手にとは、3日坊主になりがちな方で急にやる気がガクっと落ちて「やっぱやーめた」となった記憶がある人はいるだろうか?

だいたいはいつの間にかあのやる気はどこに行ってしまったのだろう?

むしろやる気があった事さえ覚えていないはずだ。

 

 

それほど上手に滑らかに元に戻してくれる。

 

 

それと前者の方はただの甘え癖・逃げ癖のついてる方が多い。    

 

 

 

このホメオスタシスを理解せずにただただ上にあげる、そして放置。

これは危険である。

クライアントさんの中でセッション回数が残ってるのにも関わらず(料金支払済)連絡が途絶えた人はいないだろうか?

 

もしいたらその人はホメオスタシスにより落ちた可能性が強い。    

 

 

そして今回はホメオスタシスの話しをしたいのではなく、ホメオスタシスをちゃんと理解せずにセッションをする事の危険性を言いたいのである。

 

つまりクライアントさんの状態・情報空間をよまず無理矢理に上げるやり方をやめてほしいのである。

クライアントさんの状態・情報空間をよまず自分のやり方を押し付けないでほしいのである。  

 

 

人には独自の奇妙な成長スピードがある。

 

 

それを無理に変えようとしないでほしい。  

セッションは常にパーソナルでなければならない。

 

目の前のクライアントさんによって毎回変わるべきものである。

だから私は未だに教科書通りにコーチング・カウンセリングをする人を認められない、それはこちら側の押し付けになるからだ。

 

それはおままごとレベル、お遊びレベルのコーチングでしかない。  

 

是非コーチ・カウンセラー・セラピストなどは目の前のクライアントさんの状態・情報空間をしっかり読み取り毎回オーダーメイドでセッションをしてほしい。      

 

 

※バーンアウトをした事もさせた事もある、昔から3日坊主でもあった、クライアントさんの成長速度を見誤り無理強いもした事もある。

そんな経験・体験から学び反省した事であるからして皆さんもこの記事から何かをつかんでほしい。

 

福地真也

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